男児にTVゲームを全くさせずに育てるとどーなるか?(実録)
今週のお題「ゲームの思い出」
アウです。
数少なくなった昭和生まれの20代♂の私は幼少期TVゲームを全くしませんでした。
(ポケモンやDS等のポータブル、更には遊戯王などのカードゲームも)
その事に対する良かった事、悪かった事を纏めます。育児の参考になればと思います。
1.なぜTVゲームをしなかったのか
(1)親がゲームに否定的だった
1番影響力のある親がゲームには否定的でした。1960s前半産まれの両親は共に10代にして農業や家事のメインを担当していたくらいで家で遊ぶという文化薄かった事がまずあります。
そして当時ウチは叔父達までいた大家族でTVを占拠する余裕もありませんでした。
さらに父は視力が悪く、目に悪い事には否定的で、母はうっすらと教育ママ的な面もあり、将来のためにならないと思った遊びには否定的でありました。
(2)金がなかった(と思ってた)
今思えばそこまで薄給だったのは思えないのですが、超弩級の節約家庭だった実家ではゲームに留まらず菓子類も煎餅しかなく、カップ麺は高級品やと思い込まされて居ました。
その中でTVゲームという嗜好品は贅沢品だと私個人も思っていた面があります。
(3)ゲームに興味が持てなかった
触れ合う機会が少なかった影響からか、あまり興味が持てませんでした。なので自分の意思が出て来る思春期を通しても全くしようと思わなかったです。
2.ゲームをしなかった事のメリット
(1)成績はずっと1位だった
ど田舎出身なのでひと学年十数人程度ではありましたが、3年生くらいから1位独走してました。
・勉強の面白さに早めに気づけた。
ゲームは非常に刺激的です。その影に隠れていた「渋いもの」の面白さにいち早く気づけました。とっつきは算数で園児で掛け算、小2で面積体積、小6では一部中3の内容まで独学でやったりしてました。
(2)興味を持てる事の幅が広くなる
・保育園で算数(前述)
・小2で天体
自由研究は月の形の推移の記録
月の形と登る時間の関係、夏の大三角形
ブラックホールと星の一生なんかを調べてました。
・小5で将棋
10人経験者がいたら2位くらいにはなれそうな程度です。
初心者の棒銀を矢倉ベースで完全に防御する方法なんか考案してました。
・小5で日本史
後にセンター94点となる日本史への興味はこの時期から
父が歴史好きだった影響も大きいです。
日本史における人間ドラマが好きでした。
・中1で政治
米国での同時多発テロ、アフガニスタン
そういう時代の中で政治に関心を持ち始めました。
3.ゲームをしないデメリット
(1)同世代の話についていけない
このゲームがどーた、新作のどーたら…
この類の話題に全くついていけません。
それは寂しい思いもあるかもしれん。
私は知らなくても「ふーん」という表情で話を聞くスキルを得ました。
(2)友人と一緒にゲームが出来ない
やらされた事はありますが、格ゲーでコントローラー適当に押しまくって負ける仕事とかしていました。
しかしど田舎と特性と言うか、たいていソフトボールとかしてまして、ゲームの機会は多くなかったです。個人的には家で調べ物でもしてる方が楽しいのですが、付き合いというか。
高学年あたりでは将棋を広めたりし、合わせる方から合わさせる方へシフトしていきました。
(3)大人になってからの昔どのゲームをやっていたか?トークに混ざれない
大人数の時は黙ってニコニコしてます。
(4)機械・PCに弱い
工学部出身なのでそれなりには出来ますが周りの工学部生に比べると圧倒的に弱い水準でした。
ゲームをやったからといって強くなるとは限らないですが、デジタルネイティブになるこれからの子供達には機械に触れる事は大切になってくるかもしれません。プログラミングとか出来るようになりたかったです私も。
(5)普通の感覚が分からない時がある
流行りに圧倒的に疎いので、マーケティングに必要な感覚なんかは弱いです。
4.まとめ
普通にみんなが知ってるやってる事を知らない出来ないという事は意外とかなり気にしてました当時。
しかし今となってはそれと引き換えに得た知識は自身のアイデンティティと言ってもいいものになっています。ココにあげた以外でも変わった知識が異常に深く、流行りものに疎い傾向は続いています。
これからの子供達にオススメしたいのは「ゲームはほどほどに」ですね。
ゲームも楽しみ、友達も交えて楽しみ、それとは別に自分の興味の持てるモノを作る…そのようないいとこ取りの育ち方が素敵ではないかなと思います。